悔しい思いをしたり悲しくなったり毎日奮闘している新人のエンジニアの方々へ。
仕事が思うようにうまくいかなくて、悩むことが多い時期だと思います。

タイトルにあるように、新人のシステムエンジニアは辛くて当たり前です。
なぜならば、システムエンジニアという職業はITの専門的知識とプログラミングのような技術力の両方を必要とする難しい職業だからです。
エンジニアであれば多くの人が新人時代の辛さを経験し、それを経て今の仕事をこなせるようになっています。今回は新人のエンジニアがぶつかる壁や今やるべきことについてご紹介していきたいと思います。

1.新人エンジニアがぶつかる壁

技術用語が分からず理解が追い付かない

SEの仕事では技術用語がたくさん飛び交うので、初めて聞く言葉が多くあるかと思います。
話の流れについていけなかったり、概要から理解できず何が分からないかが分からなくなる、いわゆる混乱状態になることもあるでしょう。
新人のうちは自分の理解が追い付かないことに辛く感じてしまいがちですが、理解できないのが当たり前なので思いつめる必要はありません。

知らない用語は自分で調べたり、理解できない部分を周囲に質問したり、 大切なのは理解しようとする姿勢です。その姿勢を忘れない限り技術用語はいつの間にか頭に入ってきますので、気になることが出てきたら放っておかずに調べて解消するようにしていきましょう。

作業が思うように進まない

プログラムが思うように動かなかったり、業務の途中で不明点が出てきたり… 新人のうちは思わぬ個所でつまづくことが多いので、スケジュール通りに進むことの方が少ないんではないでしょうか。
作業スピードは経験を積むうちに自然と伴ってくるので今はそこまで気にする必要はありません。気にすべきは、スケジュールをしっかり管理するということです。

スケジュール管理をする際には「期限内に作業を終わらせること」よりも「作業状況によって最適な選択をすること」に重きをおくようにしましょう。具体的には、作業が予定よりも時間がかかってしまったときに「押してしまった時間」をどこでどれだけ取り返せるかを考えるということです。残業時間を使うのか、別の作業を後回しにするのか、人手を借りるのか。
状況によって最適な選択はなにかを考え、スケジュールを調整できるようにしましょう。

ミスを繰り返してしまう

簡単な作業でミスを繰り返してしまうことは新人にはよくあることです。怒られれば気持ちに余裕がなくなり余計ミスしてしまう、そんな悪循環に陥ることもあります。

ミスをする人としない人の違いは「注意深い性格かどうか」ではなく、「対策ができるかどうか」ということです。ミスすることは誰にでもあります。もしミスをしてしまったときは落ち着いて、ミスを繰り返さないように確実に注意を促せる方法を考えるようにしましょう。
たとえば、チェックリストを作る、複数人でチェックをする、作業自体を改善する、といった具体的でかつ行動に示せる対策であることが望ましいです。ミスをしてしまったら都度対策を講じることを忘れず、ミスを減らしていきましょう。

自分の存在意義が見いだせない

先輩たちが忙しそうにしているなかで、先輩に質問の時間をとらせてしまったり自分だけ優先度の低い小さな作業をしてばかりでプロジェクトに貢献できていないと罪悪感を感じることがあるかもしれません。先輩たちのように肩を並べてやりたくてもできないことが辛いですよね。

しかし、新人にしかできないこともあるんです。
ひとつは「先輩方の手助けをすること」です。作業単価の高い先輩に変わって新人が簡単な作業をすることはプロジェクトにとって一番利益が大きくなります。また、新人のあなたが動き回ることで全体の仕事効率が上がりますので、些細な作業でもプロジェクトのために率先してこなしていくようにしましょう。
もうひとつは「新人ならではの観点で問いかけをすること」です。開発しているモノ自体について深く知らない新人の新鮮な観点は、そのモノを使う側(ユーザ)の観点に近かったり、見落とされてきた問題に気づくきっかけになることがあります。設計資料やプログラムでの疑問点は自分のためにもまたプロジェクトのためにも共有するようにしましょう。

2.新人エンジニアのあなたがやるべきこと

人前で話す力を身につけること

人前で堂々と話せるということは社会人の評価につながる大事な資質です。
システムエンジニアでも開発状況を報告したり、設計内容を説明したり、現場によってさまざまですが人前で話す機会は多くあります。また、その機会というのは年々増えていき、さらには年々突発的に訪れるようになりますので、今のうちから話す機会に慣れておきましょう。

<おすすめ書籍>

たった一言で人を動かす 最高の話し方 [ 矢野 香 ]

価格:1,540円
(2020/4/8 16:36時点)

スピーチの教科書 感動をつくる7つのプロセス [ 佐々木繁範 ]

価格:1,760円
(2020/4/8 16:40時点)

技術について学ぶこと

家でプログラムを書いてみたり、IT業界のニュースを読むでもいいですが、一番のおすすめは資格の勉強をすることです。 点点と広く断片的な知識を多く取り入れていき、実際の開発現場で業務をこなしてその点の知識同士の繋がりが分かるようになるのが理想的です。

特に「基本情報技術者」「応用情報技術者」で学ぶ内容はエンジニアとして知っておくべき基本
的な知識ばかりですので、新人のうちから勉強して資格を取っておくことをおすすめします。

<おすすめ参考書①>
合格教本シリーズは分かりやすい解説で重宝しました。出題分析や問題集が付いているので、本番対策もばっちりです。

<おすすめ参考書②>
資格とは関係ありませんが、エンジニア・プログラマだったら読んでおきたい良本です。
概要はこちらの記事「プログラマが知るべき97のこと を読んだ感想」に書いています。

3.まとめ

システムエンジニアという職業は、冒頭にある通り「新人は辛くて当たり前」で、簡単に1人前になれる職業ではありません。
もしあなたが今辛いと感じているならば、この状況はこれからあなたが成長するのためのステップであり、ほとんどのエンジニアがその辛さを経験してきています。
踏ん張れば踏ん張るほどシステムエンジニアとしての仕事の楽しさに気付いてこれるようになりますので、肩の力を抜いて、あなたが今できることを探してみてください。