フリーランスSEのやすこ(28)です。
少しずつ女性のシステムエンジニアが増えてきたIT業界。
しかしながらフリーランスとして活躍する女性エンジニアは全体のほんの一握りです。
そもそもシステムエンジニアの仕事は、
作業時間が長くて妊娠や出産を経験する女性にとって不利なケースが少なからずあります。
しかしながらエンジニアとして案件に参画できる能力があれば性別に関係なく
高い評価を受けられる職種であることには違いありません。
近年では女性エンジニアを積極採用する企業が増えてきており、
フリーランスの女性エンジニアに至っても、商談に繋がりやすいなど同様の傾向が見られます。
企業にとってフリーランスの女性エンジニアはどう見えているんでしょうか。
1.女性エンジニアを積極的に採用する企業が増えている
徐々に女性のシステムエンジニアが増えてきているIT業界ですが、
それでも女性の割合は全体の1~2割程度で、 フリーランスに限っても同程度の割合です。
IT業界ではエンジニア自体の数が足りておらず、完全なる売り手市場。
そんな中、最近の動向としては女性エンジニアを積極的に採用する企業が増えています。
女性を雇う企業側としては、女性の出産・育児といったライフイベントに阻まれることがありますが、
女性エンジニアの能力を活用したい企業ほど積極的な働き方改革の取り組みを進めています。
それほど女性エンジニアの需要は高まってきているのです。
フリーランス求人にいたっても、
女性エンジニアは男性に比べて商談(契約前の面談のようなもの)に繋がりやすい傾向にあり、
私自身も未熟なエンジニアではありますが複数の企業から商談依頼が送られてくるなど、女性であることの恩恵を少なからず受けていると感じます。
企業は女性エンジニアのどんな点を評価しているのでしょうか。
2.企業がフリーランスの女性SEを必要とする訳
案件によっては女性ならではの視点が必要となる
メーカー系企業では製品購入の意思決定が奥さんにある場合が多くあるため、
機能やデザイン面に女性の感性を求めていることがあります。
中小企業においても女性向けのアプリやツールを開発する際は
女性ならではの視点が重要となるため、企業が開発する製品によっては女性エンジニアを必要とするのです。
また、取引先との接点が多い案件などでは女性ならではの気遣いや物腰の柔らかさで取引が円滑に進む場合があり、コミュニケーション力や社内調整力という面で女性エンジニアは高く評価される傾向にあります。
会社として女性エンジニアの存在をアピールできる
企業説明会では、男女比率を大々的にアピールする企業が増えました。
これは単純に女性応募者が増えるためです。
エンジニアが足りないIT業界で一人でも多くの人材を確保したい企業からすると、
男性の応募者だけでなく女性の応募者も増やしたいと考えるのです。
また、女性エンジニアが多く在籍しているということは、女性が働きやすい環境が整っているということに繋がるので、会社としてのイメージが良くなるのも理由のひとつです。
産休・育休のインパクトが少ない
中途採用の場合だと、産休・育休を一定期間与えて仕事に復帰させる必要があります。
女性エンジニアが復帰後に人事や総務に移動願いを出すケースも多いため、
中途採用では女性エンジニアの採用に慎重にならざるを得なくなります。
一方でフリーランスの求人では契約期間が定められている場合があります。
そのため企業側としては契約期間満了まで働くことができる人であれば性別を気にせず契約を交わすことができるのです。
3.「フリーランス×女性エンジニア」は価値がある
IT業界の中ではツチノコ的存在の「フリーランス×女性エンジニア」。
出産や育児といった女性特有のライフステージの変化があろうと、
フリーランス求人では女性ということで仕事獲得が難しくなることは一切ありません。
むしろ、女性ならではの視点やコミュニケーション力を必要とする企業は多いため、
私自身も27歳という未熟さ残る中堅でありながらもこれまで複数の案件を獲得することができました。
普段は大手の有名エージェントである「レバテック」で案件を探しています。
契約実績の多い担当者がフリーランス転身に必要な基礎知識、技術毎の単価相場、
さらには産前産後の働き方のアドバイスまで丁寧に教えてくれるので、
初めてのフリーランス転身や女性エンジニアも安心できるエージェントです。
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この記事がフリーランスに興味がある女性エンジニアの方々の参考になれば幸いです。